ハイハイ運動「同側パターン」の重要性|身体の土台をつくる発達動作

赤ちゃんの成長には、寝返り・ハイハイ・つかまり立ちといった順序があります。
この中で「ハイハイ」は、身体機能を育てる最も大切な時期のひとつです。

一般的に知られるハイハイは、右手と左足、左手と右足を交互に出す「クロスパターン」です。
しかし実はその前段階として、同じ側の手足が一緒に動く「同側パターン」があり、これが大人の不調改善にも深く関係します。

同側パターンとは?

同側パターンとは、右手と右足、左手と左足を同時に前へ出して進む動作です。
赤ちゃんの発達初期にみられる自然な運動であり、横方向への重心移動を身につけるための重要なステップです。

クロスパターンが「前に進むための協調運動」だとすると、
同側パターンは「身体を支え、安定させるための基礎づくり」といえます。

なぜ大人に同側パターンが必要なのか?

現代の大人は、長時間座る生活やストレス、運動不足により、体重移動が苦手になっています。
その結果、次のような悩みが起きやすくなります。

  • 片足重心の癖が抜けない
  • 歩くとすぐ疲れる
  • 肩や腰の片側だけが痛む
  • 股関節がねじれて感じる
  • バランスが悪い・ふらつく

これらの背景には、本来身につけるべき同側性の体重移動が抜けていることがあります。
同側パターンのハイハイは、身体の土台を再構築し、本来のスムーズな動作を取り戻すための鍵になります。

同側パターンで得られる3つの効果

① 横方向の安定性が高まる

髪がゆれるように身体が左右へ自然に揺れながら進む同側パターンは、
左右の重心移動の訓練そのものです。
立つ・歩く・階段を上るといった、日常のあらゆる動作の土台になります。

② 肩と股関節の連動性が改善する

同側パターンでは、肩・肋骨・腹斜筋・股関節が同じ側で連動します。
これにより、

  • 肩の引っかかり
  • 股関節のつまり
  • 腰のねじれ

などの改善が期待できます。
正しい動きの軌道を取り戻すことが、痛みや不調の再発予防にもつながります。

③ 自律神経が落ち着き、呼吸が深くなる

四つ這い姿勢でのゆっくりした横揺れは、脳の前庭系を穏やかに刺激します。
副交感神経が働きやすくなるため、呼吸が深まり、肩や首まわりの緊張も和らぎます。

同側パターンの正しいやり方

大人が行う際のポイントは次の通りです。

  • 四つ這いで背骨をフラットに保つ
  • 右手の次に右膝を前に出す
  • 横の揺れを止めず、自然に体重移動する
  • 呼吸を止めずゆっくり繰り返す
  • 10~20歩でも効果が出る

無理に前へ進もうとする必要はありません。
「動こうとすること」よりも、体重移動を感じることが大切です。

クロスパターンだけでは不調が取れない理由

実は、いきなりクロスパターンのハイハイを始めると、肩や腰が痛くなる方がいます。
それは、発達の順序である「同側パターン」が抜けているためです。

こもれび治療院では、まず同側パターンで土台を整え、
その後にクロスパターンで「歩行の再学習」を行うステップを推奨しています。
これは構造医学・神経整体とも非常に相性の良い方法です。

同側パターンは“身体の土台づくり”

同側パターンは、身体が持つ本来の発達プロセスを取り戻し、歩く・立つ・姿勢を保つための土台をつくります。
単なるエクササイズではなく、大人にとって必要な「身体の再学習」です。

姿勢が安定しない、痛みを繰り返す、疲れやすい——
そんな方こそ、一度この同側パターンを取り入れてみてください。
身体の安定感と動きの滑らかさが大きく変わっていきます。

施術歴17年、延べ5万人以上を施術してきました。

今までに学んできた技術は10種類以上、時間とお金をつぎ込んできました。

「神経整体」「整腸整体」「NTA」「SOT」「子宝メソッド」などなど、そして、独自の「お腹とあたまの相関理論」を作り上げました。

自信をもってご提供します。

専門用語を極力省いてわかりやすく、また、お客様と一緒に実感できる検証をおこなっています。

慢性的で何度も繰り返すお悩みをお持ちの方は、日常の様々な癖をお持ちです。

自ら体を痛めていく習慣を続けながらでは、通院期間がむやみに長くなってしまい、再発しやすくなります。

特に食生活は、ご自身の体の質にダイレクトに影響します。

「間に合わせの食事」で知らない間に「間に合わせの体」になっているかも?

施術の特性上、どうしても肌を見せないといけない鍼灸治療は、リラックスして施術を受けたい女性にとって少しハードルが高いかもしれません。

また、女性ならではの体調の不調など同性の方が相談しやすいこともあるかと思います。

当院では鍼灸治療は副院長の奈津子先生が専属で担当しますので、お気軽にご相談下さい。

女子陸上800M塩見綾乃選手を筆頭に全国レベルの選手を数多くサポートしています。

当院の奈津子先生も小学校から10年間走り高跳びに専念していました。

陸上選手の痛め方をよく理解していますので回復までの期間や練習再開の判断などアドバイスさせて頂けます。

あなたは、痛みが強くて困った時に、立ってるだけで精一杯。

ベッドに横になれない。座ることしかできない。

そんな状態になったことはありませんか?

当院では、お客様の取れる体勢から施術をスタートすることができる自由度の高い施術を採用しています。

椅子に座った状態から、立った状態から、仰向け寝から、痛みで体をゆがめた状態からでも施術をさせて頂けますので、安心してご相談ください。

観光客の多い京都市内では、コインパーキングを探すだけで一苦労です。

当院では、徒歩1分以内のところに駐車場を常に確保しています。

院長からのメッセージ

院長写真

 

このたびは、当院のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

院長の吉川章一(よしかわ しょういち)です。

「原因がわからないまま不調が続いている。」
「検査では異常がないのに、いつも、しんどい。」

そんなお悩みを抱えて来院される方が、当院には多くいらっしゃいます。

肩こりや腰痛といった症状から、内臓の不調、不定愁訴(どことなく特定できないけど、辛い症状)まで、その背景には「骨格のゆがみ」や「自律神経の乱れ」、そして「神経伝達のエラー」が関係していることが少なくありません。

加えて、日々の生活習慣やストレスも、不調を招く大きな要因になります。

当院ではまず、徹底したカウンセリング検査・施術前後の検証を行い、
症状のある箇所だけでなく、全身のつながりから本当の原因を探ります。

そして、施術では「脳」「骨盤」「内臓」のバランスを軸に、
前回からの変化やその日その時のお身体に最適なアプローチをおこないます。

また、回復を早めるために必要な「食事」「運動」「生活習慣」も、
一人ひとりに合わせて、段階的にご提案させていただきます。

初めての場所は、きっと緊張や不安もあることでしょう。
でも、どうかご安心ください。
当院では、あなたのお話をしっかりとお訊きし最後まで伴走する覚悟をもっています

「本当はいつも笑顔あふれる自分でいたい!」

色々な所をさまよって、思うような成果が得られなかった”あなた”の最後の院になれるように、日々努力してまいります。

あなたにお会いできる日を、心よりお待ちしております。

 

こもれび治療院