忙しい女性ほど「朝1分のケア」で身体が変わる理由

こもれび治療院が“伸ばさないストレッチ”を推奨する本当の意味

寒さが深まり、身体が固まりやすい季節になると、
「朝起きた瞬間に腰が重い」
「背中のハリが抜けないまま仕事が始まる」
こんなお悩みを多くいただきます。

特に、女性経営者・管理職・デスクワーカーの方は、
長時間の座位姿勢 と 神経を使う仕事 が重なるため、
筋肉のコリだけではなく 「身体の使い方そのものの疲れ」 が蓄積しやすい傾向があります。

しかしその不調、
実は「ストレッチのやり方」や「朝の身体の扱い方」に理由があるのをご存じでしょうか？

■ こもれび治療院は「伸ばすストレッチ」を推奨していません

一般的には「朝はゆっくり筋肉を伸ばすことが大切」と言われます。
しかし当院では、
伸ばすストレッチは時に“逆効果”になる と考えています。

理由は、身体には アナトミートレイン（筋膜のつながり） の考えがあり、
その中でも

• ディープフロントライン（DFL：身体の深い軸）

• スーパーフィシャルバックライン（SBL：身体の背面のつながり）

この2つのバランスが非常に重要だからです。

● バランスが乱れた状態で筋肉だけを伸ばすと…

・身体の軸がさらに崩れる
・腰や背中に負担が集中する
・呼吸が浅くなる
・姿勢のクセが強化されてしまう

こうしたことが起こりやすく、
「気持ちよく伸ばしたのに、後から重くなる」
というケースが非常に多いのです。

■ 朝のケアは“整える動き”が正解

〜筋肉を伸ばすより、身体の仕組みを整える〜

こもれび治療院がおすすめするのは、
伸ばすストレッチではなく、“動的で整えるケア” です。

具体的には、

• 足裏を使って地面反力を引き出す動作（ラジオ体操・踏み台昇降・軽い足踏み）

• 左右へゆらす・揺れるなどの小さな動き

• 発達の流れに沿った基本動作（寝返り・ハイハイ・生理歩行）

• 仙骨アイシングで軸を整えるケア

これらは筋肉を直接“伸ばす”のではなく、
身体の深層ライン（DFL）と背面ライン（SBL）のバランスを整え、
自然と正しい姿勢に戻していく方法 です。

■ 忙しい朝でもできる「こもれび式・朝1分ケア」

ここでは、当院が特に推奨している
1分で軸が整うケア をご紹介します。

① その場で軽く足踏み（20〜30回）

・かかとから着地
・足裏で床を押し返す意識
・身体を揺らすイメージでOK

足裏にかかる地面反力が、仙骨〜背骨へ伝わり、
深層の緊張がゆっくりと解けてきます。

② 左右にゆらゆら揺れる（10回）

小さな重心移動だけで構いません。
“伸ばす”のではなく、揺らしてゆるめる イメージです。

DFLとSBLのバランスが整い、呼吸も自然と深くなります。

③ 頭が上から引っ張られる感覚で姿勢を戻す（2秒）

胸を張らず、力を抜いたまま背骨を立てていくと、
本来あるべき「生理歩行の軸」に戻りやすくなります。

この3つを合わせても約1分。
忙しい朝でも続けられる“身体に負担をかけない調整法”です。

■ 「ゆるめて整える」ことで一日が変わる

朝にこの1分を取り入れるだけで

• 腰の張りが出にくい

• 午前中の集中力が上がる

• 呼吸が深くなる

• 身体の軸が安定して疲れにくい

という変化を実感される方がとても多いです。

特に、デスクワークや立ち仕事など、
“同じ姿勢が続きやすい方” には大きな効果があります。

■ 発達運動・仙骨ケアまで含んだ根本アプローチへ

朝のケアは入口にすぎません。
もしさらに根本から身体を整えたい方には、

• ハイハイ動作を応用した体幹リセット

• 生理歩行を取り戻すための歩行指導

• 仙骨アイシングで軸を整える習慣づくり

• 足の裏から見立てる姿勢改善（フットプリントと靴指導）

など、こもれび治療院独自の総合ケアもご提案しています。

身体は“整う順番”があります。
順番に沿ってケアを積み重ねると、驚くほど身体が軽くなり、
疲れにくさも自然と手に入っていきます。

■ まとめ

こもれび治療院が「伸ばすストレッチ」を推奨しないのは、
単に好みではなく、
構造医学・神経整体・発達運動学の理論に基づいた理由があるためです。

忙しい女性ほど、
“頑張らずに整えるケア” を選ぶことで、
身体の軸が整い、一日のパフォーマンスが大きく変わります。

朝1分のケア。
ぜひ生活の中に取り入れてみてくださいね。