秋の朝、起きるのがつらいのはなぜ?

〜季節の変化と自律神経の関係〜

秋が深まると、「朝がつらい」「目覚ましを何度も止めてしまう」と感じる方が増えます。
これは単なる“寝不足”ではなく、季節の変化に体がついていけていないことが原因の一つです。


日照時間と体内時計のズレ

秋から冬にかけて日照時間が短くなると、脳内のホルモンであるセロトニン(覚醒に関係)とメラトニン(睡眠に関係)のリズムが乱れやすくなります。
結果、朝にスイッチが入りにくくなり、体温や血圧も上がりづらくなるのです。

京都市北区・北大路のように朝晩の冷え込みがはっきりしてくる地域では、この影響を受けやすい傾向にあります。


食生活で整える「朝の目覚め」

朝食にたんぱく質と発酵食品を
 セロトニンの材料となるトリプトファンを含む「納豆・味噌・卵」などを摂ることで、体内時計が整いやすくなります。

夜遅い食事は控える
 就寝前2時間以内の食事は、胃腸の働きを乱し、睡眠の質を下げます。


運動でリズムを取り戻す

起床後すぐに日光を浴び、軽いストレッチを行うと、自律神経が「活動モード」に切り替わります。
おすすめは「肩甲骨回し」や「深呼吸」。
特に、夜のパソコン作業やスマホ使用で固まった背中や首をほぐすことで、血流と酸素が脳に行き渡りやすくなります。

整体や鍼灸では、この“体のリズムの切り替え”をサポートすることができます。
首や背中の筋緊張を緩め、呼吸を深くすることで、自然に目覚めやすい体に導きます。


睡眠の質を上げる夜の習慣

・湯船に10分でも浸かる(体温を一度上げてから下げるのがポイント)
・寝る1時間前にスマホ・PCを閉じる
・照明を少し暗くする

これだけでも、メラトニンの分泌がスムーズになり、眠りの深さが変わります。


まとめ:体の声を季節に合わせて聞く

「朝がつらい」「体が重い」というサインは、怠けではなく体が環境に順応しようとしている証拠です。
秋冬の身体は“ため込みモード”に入るため、無理に頑張るよりも、リズムを整えることが何より大切。

京都市北区・北大路のこもれび治療院では、整体と鍼灸を組み合わせた施術で、
季節の変化に強い体づくりをサポートしています。
朝をスッと迎えられる体、夜にしっかり休める体を一緒に整えていきましょう。

こもれび治療院