秋の冷えと体のこわばりを整える3つのセルフケア

朝晩の寒暖差が「体のこわばり」を生む

10月も下旬になると、京都市北区・北大路周辺では朝の冷え込みが一段と強まり、体の動きが重たくなる方が増えます。
「朝起きると背中が張っている」「体を動かすのが億劫」という方は、自律神経と筋肉のバランスの乱れが原因かもしれません。

人の体は、朝に交感神経が働き活動モードへ、夜に副交感神経が優位になり休息モードへと切り替わります。
しかし、寒暖差が激しくなると、体温を保つために筋肉が緊張しやすく、自律神経も疲弊します。
その結果、肩や背中、腰のこわばりが強まり、朝から疲労を感じやすくなるのです。

整体や鍼灸の現場では、このような“季節性のこわばり”を整えることが、心身の回復に大きく影響します。


〈運動〉背中を伸ばして「自律神経の通り道」を広げる

朝の3分間ストレッチでおすすめなのが、背中の伸びストレッチです。

  1. 両手を組み、息を吸いながら頭の上に伸ばします。

  2. ゆっくり息を吐きながら、肩甲骨を軽く外に広げるように背中を丸めます。

  3. そのまま10秒キープ。これを3回繰り返しましょう。

このストレッチは、背骨まわりの筋肉をゆるめ、自律神経の通りをよくします。
朝一番に行うと、全身に酸素が巡りやすくなり、冷えの改善にもつながります。


〈睡眠〉ぬるめのお風呂で「体の芯」を温める

夜の冷えを感じたら、熱いお湯ではなく38〜39℃のぬるめの入浴を15分ほど行いましょう。
体をゆっくり温めることで副交感神経が優位になり、筋肉の緊張がやわらぎます。

お風呂上がりには、仙骨(お尻の真ん中)にタオルで包んだ氷を3〜5分当てる「仙骨アイシング」を。
体の深部体温を調整し、自律神経の働きを整えてくれます。

整体・鍼灸師の視点から見ても、この「温め+アイシング」のリズムは、眠りの質を高める最も自然な方法のひとつです。


〈食生活〉根菜ときのこで内側から巡りを高める

食事のポイントは、体の中から冷えを防ぐこと。
秋に旬を迎えるごぼう、れんこん、にんじん、しいたけ、まいたけは、腸内環境を整え、血流を助けてくれます。

おすすめは「根菜ときのこの味噌汁」。
味噌の発酵成分が腸を温め、体の内側から代謝をサポートします。
朝食や夕食に取り入れると、1日の体温リズムを保ちやすくなります。


京都市北区・北大路での整体・鍼灸ケア

こもれび治療院(京都市北区・北大路)では、
・背骨・骨盤のバランスを整える整体
・自律神経の調整を目的とした鍼灸
・冷えによる血流低下の改善ケア
を行い、体の巡りを整えるサポートをしています。

体が温まり、こわばりがほぐれると、自然と心も軽くなります。
冷えを感じたときは、我慢せずに早めのケアを。


まとめ

秋の冷えやこわばりは、体が季節に順応しようとするサインです。

  1. 朝は背中の伸びストレッチで巡りを促す

  2. 夜はぬるめのお風呂と仙骨アイシングで深く休む

  3. 食事では根菜やきのこを取り入れて内側から温める

少しずつ体の声に耳を傾けていくことで、季節に負けないやわらかな体と心をつくることができます。

こもれび治療院