秋の乾燥と「肺の疲れ」に注意 ― 呼吸を整えて巡りをよくする3つのケア

秋に起こる「肺の不調」とは

10月に入り、京都市北区・北大路周辺では空気が乾き、朝晩の冷えも強まっています。この時期に多いのが「喉の違和感」「乾いた咳」「肌の乾燥」。これらは東洋医学でいう“肺の弱り”によって起こる典型的な症状です。
肺は「気(エネルギー)」と「水分」の巡りを司る臓器。乾燥すると体表の潤いが失われ、呼吸も浅くなり、自律神経が乱れやすくなります。整体・鍼灸の現場でも、秋口に呼吸が浅くなる方が増えるのはこのためです。

食生活:肺を潤す白い食材を中心に

乾燥対策には「潤いを補う食材」を意識しましょう。
大根、れんこん、長ねぎ、かぶ、梨などの白い食材は、肺の働きを助け、呼吸を深くしてくれます。特に大根とれんこんを使った温かいスープは喉にも優しく、胃腸を温めて免疫を支えます。
また、秋の果物を取り入れる際は、冷えを防ぐために常温で食べるのがポイント。体を冷やしすぎない工夫が、秋の体調管理につながります。

運動:胸を開くストレッチと深呼吸

呼吸が浅くなると、酸素の巡りが悪くなり、疲れが取れにくくなります。
朝や入浴後に「胸を開くストレッチ」を行いましょう。両手を背中で組み、肩甲骨を寄せるように胸を開くと、呼吸が自然に深まります。
さらに、1日数回、ゆっくり5秒吸って5秒吐く「腹式呼吸」を行うと、副交感神経が優位になり、心も体も落ち着きます。京都市北区・北大路では、鴨川沿いの散歩中に深呼吸をするのもおすすめです。

睡眠:乾燥対策で眠りの質を守る

寝室の乾燥は、夜中の咳や喉の不快感につながります。加湿器や濡れタオルを活用し、適度な湿度を保ちましょう。
また、寝る前に白湯を一口飲むことで、内側から潤いを与えることができます。お風呂では首までゆっくり浸かり、体温をしっかり上げることで深い眠りを促進します。

整体・鍼灸で「呼吸の巡り」を整える

秋の不調は、呼吸の浅さと血流の滞りが関係しています。整体や鍼灸で胸郭まわりの緊張を緩めると、呼吸が深くなり、全身の巡りが整っていきます。
こもれび治療院では、刺激の少ない鍼で胸部や背中の経絡を整え、肺の働きをサポート。呼吸が深まることで、肩こり・不眠・冷えの改善にもつながります。
乾燥の季節、食と呼吸と睡眠を整えて、秋を健やかに過ごしましょう。

こもれび治療院