体の連動性を高め、根本から整える「ハイハイ運動」のすすめ

「ハイハイ」と聞いて、「赤ちゃんの運動でしょ?」と思った方、それは大きな誤解です。
実はこの「ハイハイ運動」、現代人にこそ必要な“全身連動トレーニング”なのです。


■なぜ、今「ハイハイ運動」なのか?

私たちの体は、本来“頭〜背骨〜骨盤〜手足”と、すべてがつながり合って動くことで、自然にバランスを取っています。
ですが、デスクワーク・スマホ・偏った動き・運動不足……。
現代の生活習慣は、この“つながり”をバラバラにしてしまい、肩こり、腰痛、自律神経の乱れ、不眠、冷え、疲れやすさといった【不調の温床】をつくっています。


■「ハイハイ運動」がもたらす5つの効果

  1. 背骨〜骨盤の安定
     四つ這いになることで、背骨の柔軟性と骨盤の可動性が一気に高まり、姿勢や歩行が安定します。

  2. 肩甲骨と股関節の連動性UP
     肩と股関節を同時に動かすので、「肩こり」「股関節痛」「腰痛」にアプローチできます。

  3. 体幹強化とインナーマッスルの活性化
     バランスを保ちながら動くので、体の軸(コア)が自然に鍛えられ、ふらつきやすさや猫背が改善します。

  4. 神経のつながりを再構築
     右手・左足、左手・右足を交互に動かすことで、左右の脳を活性化し、自律神経のバランスが整います。

  5. 血流・リンパの促進
     床を押して前に進むことで、全身の循環が良くなり、冷えやむくみ、だるさが軽減します。


■こんな方にこそ試してほしい!

  • 朝起きたときに体が重だるい

  • 肩こり・首こり・腰痛が慢性的

  • ストレッチしてもスッキリしない

  • 歩き方がぎこちない、つまずきやすい

  • 呼吸が浅くなっている気がする

そんな方は、体の「つながり」が切れてしまっているサインかもしれません。
だからこそ、ハイハイで“つながり”を取り戻しましょう。


■やり方のポイント(1日3分から)※必ず、膝当てをして実施してください。

  1. 床に四つ這いになります(手は肩の真下、膝は骨盤の真下)

  2. 右手・左膝 → 左手・右膝をゆっくり交互に前に出します

  3. 呼吸は止めずに、鼻呼吸でリズムを整えながら

  4. 背中を反らせすぎず、まっすぐ意識して進む

  5. 最初は1〜2mをゆっくり、慣れてきたら3分間連続で!


■整体とセルフケアのWアプローチが最強

私が施術で整えるのは、あなたの“本来あるべき状態”まで。
そこからさらに、ハイハイ運動のような「連動性のある動き」で体を自分で育てていくことが、真の改善です。

「やってみたら、身体がラクになる。」「気持ちも整う。」
そんな変化を、ぜひ体感してください。

不調を“ごまかす”のではなく、“手放す”ための第一歩。
今こそ、「大人の本気のハイハイ」、始めましょう。

※必ず、膝当てを着用してください。膝を痛めるのは当然ですが、痛みに少しでも耐えながら実施すると本来の効果を得られなくなります。

おすすめは、バレーボール用の膝サポーター(厚手)です。

当院でもご準備がございますので、気軽にお声がけください。

こもれび治療院