「夏なのに冷えてる…」そんなあなたに。見落とされがちな“下半身冷え”の正体と対策

◆「夏の冷え性」は実はとても多い悩みです

 

「外は暑いのに、手足が冷たくて眠れない」

「クーラーの部屋にいると脚がだるくなる」

「夕方になると足がむくんでパンパンになる」

 

夏場にこんな不調を感じていませんか?

 

意外かもしれませんが、夏こそ「隠れ冷え性」の人が増える季節です。特に女性に多く見られ、足元や下腹部の冷えを放置しておくと、自律神経の乱れや疲労感、ホルモンバランスの不調にもつながります。

 

 

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◆整体師・鍼灸師の視点:「足首・骨盤のゆがみ」が冷えの原因に

 

足の冷えを訴える方の多くは、骨盤・股関節まわりや足首の緊張や歪みが見られます。

 

この状態になると、下半身への血流やリンパの流れが滞りやすくなり、手足の先まで熱が届かず「冷え」として感じられるようになります。

 

さらに、冷房の風が下半身に直接当たることで冷えが慢性化し、筋肉も固くこわばってしまう悪循環に。

 

整体では、骨盤・股関節・足首の可動性を高めることで、血流の通り道を確保し、下半身の温かさを取り戻します。

 

鍼灸では、三陰交・太谿・照海など、冷えと深く関わるツボを活用し、体の深部から温めていきます。

 

 

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◆【食生活】冷えた体に“温かさと巡り”を与える食事

 

夏場はつい、冷たい飲み物やアイス、生野菜など「冷やす食べ物」が多くなりがちです。

 

ですが、体が冷えきった状態では、胃腸も動きにくくなり、エネルギーの循環が停滞してしまいます。

 

🍽おすすめの食材:

 

にんじん、れんこん、長ねぎ(体を温める根菜類)

 

温かいスープや味噌汁(胃腸を刺激し巡りを促す)

 

ごま・しょうが・しそなどの香味食材(巡りアップ)

 

 

🌿ワンポイント: ・冷たいものは一口ずつ、量を少なめに

・朝食には温かい汁物+炭水化物でエネルギーチャージ

 

 

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◆【運動】下半身の血流を改善する「かかと落とし」と「足指体操」

 

足元の冷えに対しては、足裏からの刺激と血流促進が効果的です。

 

🌀おすすめ運動:

 

1. かかと落とし:つま先立ち→かかとをストンと落とす(10回×3セット)

→ふくらはぎの筋ポンプ作用で血流UP

 

 

2. 足指グーパー体操:足の指をギュッと握ってパッと開く(10回×2セット)

→足裏アーチの活性化、冷え・むくみ解消に◎

 

 

 

ふくらはぎは「第2の心臓」とも呼ばれ、血液を上へ送り返す重要なポンプです。ここの働きがよくなるだけで、体がぐっと温まります。

 

 

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◆【睡眠】クーラー冷えを防ぐ、足元の温活対策

 

寝るときにエアコンをつけると、足が冷えて眠れない…という声も多く聞かれます。

 

🌙対策のポイント:

 

エアコンは28度+風向きを天井に

 

綿素材のレッグウォーマーや靴下を活用(締めつけないもの)

 

お腹・足首を温める湯たんぽや小さな湯袋を使うのもおすすめ

 

寝る前に5分だけ足湯をすると、全身がぽかぽかに

 

 

「汗をかかない程度に温める」ことで、深部体温が下がりやすくなり、ぐっすり眠れて翌朝も快適です。

 

 

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◆まとめ:夏こそ“冷えケア”を始めるチャンス

 

暑いからといって、体が温まっているとは限りません。

 

足元の冷え

 

むくみ

 

倦怠感

 

胃腸の不調

 

イライラや不眠

 

 

これらが気になるときは、体の「内なる冷え」が進行しているサインかもしれません。

 

夏の冷えを放置してしまうと、秋以降の体調にも影響が出ます。

今からしっかり整えて、巡りのよい体をつくっていきましょう。

 

整体や鍼灸では、あなたの体質・生活スタイルに合った冷え対策をご提案しています。

「夏なのに冷えてつらい…」という方、ぜひ一度ご相談くださいね。

こもれび治療院