6月の終わりに感じる「何もしたくない…」は、心と体からのサインかもしれません

◆「とにかく疲れた…」6月末の“だるさ”はなぜ起こるのか?

「最近、朝起きても疲れが抜けない」
「仕事も家事も、何をするにも気が乗らない」
「集中力が続かず、ため息ばかり…」

6月の終わりは、1年の上半期の締め、気温や湿度の上昇、そして環境や人間関係の変化が一気に重なりやすい時期です。

この“6月末バテ”の背景には、

  • 気象ストレス(気圧・湿度・気温)

  • 慢性的な睡眠不足

  • 胃腸機能の低下

  • 自律神経の乱れ
    が複合的に絡んでいることが多くあります。


◆整体・鍼灸師の視点:「背中と内臓の張り」が引き金に

疲れが抜けない人の背中を触ってみると、肩甲骨周辺や腰、脇腹にかけてガチガチにこわばっていることがよくあります。
これは、自律神経の乱れや内臓の疲労が反映されている状態。

特に梅雨明け前のこの時期は、湿気で身体がだるくなり、内臓も冷えと疲労で動きが鈍くなりやすいです。

整体では、背中の緊張や骨盤の歪みを調整し、内臓の位置や働きをサポートします。
鍼灸では、消化器系のツボや自律神経に関わる経絡を整え、体の内側から“回復モード”へと導きます。


◆【食生活】温めて、巡らせて、負担をかけない

6月末の体は思っている以上に消耗しています。
この時期にこそ意識したいのが、「温かくて消化のよいものを少しずつ摂る」こと。

🌿おすすめ食材:

  • しょうが・にんじん・ごぼう(体を温める)

  • 雑穀米・オートミール・やわらかく炊いたおかゆ(胃腸にやさしい)

  • しそ・みょうが・大葉(湿気を飛ばし、巡りを助ける)

冷たい麺類やアイスばかりに偏ると、内臓がますます疲れてしまいます。
朝に温かい汁物を取り入れるだけでも、1日がグッと軽くなります。


◆【運動】5分でOK「ため息解消」ストレッチ

気持ちがどんよりしているときは、体を動かす気力も湧かないもの。
でもそんなときこそ、1〜2分でできる呼吸中心のストレッチがおすすめです。

🌀おすすめルーティン:

  1. 両手を天井に向かってグーンと伸ばし、息を吸う(3秒)

  2. ゆっくり脱力しながら、息を吐く(5秒)×3回

  3. 椅子に座ったまま、背中を丸めて深く息を吐く(3回)

ポイントは「吐くこと」を意識すること。
息を吐くことで副交感神経が働き、心身がリラックスモードに入ります。


◆【睡眠】夜10時以降は“脳の湯冷ましタイム”を

疲れやすい6月末は、脳のクールダウンがとても大切です。
夜にスマホを見続けたり、考え事をしすぎると、脳がずっと緊張状態のまま眠りについてしまいます。

🌙快眠サポートの工夫:

  • 照明を落とし、なるべく静かな環境で過ごす

  • アロマやハーブティーで呼吸を深める

  • 目元を温めるホットアイマスクで脳の緊張をゆるめる

寝る前に少しだけ「ぼーっとする時間」をつくることで、脳の疲れがほぐれ、睡眠の質がグッと高まります。


◆まとめ:「疲れがたまる前に」立ち止まって整える6月末

がんばり続けた上半期のラスト。
体も心も知らないうちに悲鳴を上げているかもしれません。

そんな今こそ、

  • 温かくて優しい食事で内臓をいたわる

  • 深い呼吸とゆるやかな運動で心と体をほぐす

  • しっかり眠れる環境づくりで“回復の土台”をつくる

これらを意識することで、夏本番を迎える前に、疲れを一度リセットできます。

整体や鍼灸の施術では、背中や内臓の緊張をゆるめ、心身のバランスを整えるお手伝いをしています。
「なんだかしんどい…」が続く方は、ぜひお気軽にご相談ください。

こもれび治療院