雨の日の「なんとなく憂うつ」…それ、気象ストレスによる自律神経の乱れかもしれません

◆雨の日に限って、気分が沈みがちになる理由

「朝からなんとなくやる気が出ない」
「外に出る気になれない」
「頭も体も重いし、何もする気が起きない」

こんな日が6月に増えていませんか?

それ、実は“気象ストレス”が影響しているかもしれません。
梅雨の季節は、気圧や湿度の変化が大きく、私たちの自律神経のバランスを乱しやすくなる時期です。

特に低気圧が続くと、交感神経が働きにくくなり、

  • やる気の低下

  • 頭の重さ

  • 倦怠感

  • 情緒不安定

  • 食欲不振

といった、心と体の「ぼんやり不調」が出てくるのです。


◆整体・鍼灸師の視点:背中と呼吸を整えることがカギ

自律神経のバランスを整えるカギは、「呼吸の深さ」と「背中の柔らかさ」にあります。

気象ストレスがかかると、背中や肩が知らず知らずのうちに緊張し、呼吸が浅くなります。
呼吸が浅くなると脳に十分な酸素が届かず、気分もどんより。

整体では、**背骨の周囲(特に胸椎周辺)**をゆるめることで、呼吸の通り道を確保し、副交感神経の働きを引き出します。
結果、自然と気持ちが落ち着き、体の重さも軽くなる方が多いです。


◆【食生活】温かい朝食で内臓を目覚めさせる

梅雨時は、気温が高くても体の中が冷えやすく、胃腸の動きも鈍くなりがち。
まずは朝食を温かいメニューに切り替えて、内臓の動きを促しましょう。

🍽おすすめ:

  • 野菜たっぷりの味噌汁

  • しょうが入りスープ

  • 雑穀ごはんのおかゆ

  • 軽めの焼き魚 or 卵料理

朝から温かいものを摂ると、体の深部が目覚めて、気分もスッと上がりやすくなります。
冷たいスムージーやパンだけの朝食は避け、内側から温めることを意識しましょう。


◆【運動】軽いストレッチで自律神経にスイッチを入れる

やる気が出ない朝こそ、「軽く動いてみる」ことが自律神経のスイッチになります。

🌿おすすめの簡単ルーティン:

  1. 両手を天井に伸ばして大きく深呼吸(3回)

  2. 肩をゆっくり前後に回す(10回)

  3. 背中を丸めたり反らせたり(キャット&カウの要領で)

これだけで背骨の可動域が広がり、呼吸も深くなって、体の中からスイッチが入ってきます。

5分でOK。無理せずできる範囲で習慣化すると、気象に振り回されにくい体へと変わっていきます。


◆【睡眠】夜のルーティンで脳を「雨の日モード」から解放する

気象ストレスによる自律神経の乱れは、睡眠の質にも影響します。

夜になっても気持ちがモヤモヤして眠れない、という場合は、脳の緊張を和らげる工夫が必要です。

🌙おすすめの就寝前ケア:

  • 湯船に15分ゆっくり浸かる

  • 寝室の明かりを落とし、アロマやハーブティーでリラックス

  • 仰向けで手をお腹にあて、ゆっくり呼吸(5回)

副交感神経が優位になり、深くて質の高い睡眠に近づけます。
翌朝の気分の軽さが、まるで違ってきます。


◆まとめ:梅雨の“なんとなく不調”には、丁寧なセルフケアを

雨や湿気で気持ちが晴れない…そんな6月は、
心と体の「めぐり」を整えることが最優先です。

  • 朝は温かい食事で内臓と気持ちを起こす

  • ストレッチや呼吸で、自律神経をやさしく整える

  • 夜は心をゆるめて、しっかり眠る準備をする

これらの「小さなケア」を積み重ねることで、天気に左右されない“自分軸”の整った体をつくることができます。

整体や鍼灸でも、こうした季節特有の不調に対応する施術をご提供しています。
お気軽にご相談くださいね。

こもれび治療院