◆なんとなく頭が重くて働かない…6月のよくある悩み
6月は湿気や気圧の変化が激しい季節。
この時期、整体院に来られる方で多いのが「朝から頭が重い」「ずっとモヤがかかったようにスッキリしない」といったお悩みです。
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考えがまとまらない
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頭がボーっとする
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肩や首がガチガチにこっている
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目の奥が重い
そんな症状は、実は「首」と「呼吸の浅さ」が深く関係している場合が多いのです。
◆整体・鍼灸師の視点:首の緊張は、脳の血流を下げる
脳は、首を通る動脈によって血液と酸素を受け取っています。
ところが、首がこわばっていたり、肩が巻き込んでいたりすると、血流が十分に届かず、脳に酸素が回りにくくなるのです。
その結果、頭の重だるさや集中力の低下、ひどいときは頭痛につながることもあります。
また、首が硬くなると呼吸も浅くなり、交感神経が優位(=緊張状態)になってしまいます。
これが「リラックスできない」「眠っても疲れが取れない」原因にもなります。
◆【食生活】頭をスッキリさせるには「鉄分+ビタミンC」
頭の重さを感じる方は、血のめぐりを助ける栄養素を意識して摂ることが大切です。
🟢 おすすめの栄養素と食材:
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鉄分(血液をつくる)
→ 小松菜、ひじき、レバー、あさり、ほうれん草 -
ビタミンC(鉄の吸収を助ける)
→ 赤ピーマン、キウイ、ブロッコリー、いちご -
ビタミンB群(脳神経の代謝を支える)
→ 玄米、納豆、卵、豚肉、まぐろ
朝食にこれらの食材を少し取り入れるだけでも、午前中の頭のスッキリ感が違ってきます。
◆【運動】「深い呼吸」を取り戻す首まわりストレッチ
首と頭のめぐりを良くするには、「深い呼吸」がとても重要です。
まずは、固まっている首まわりと肩をゆるめて、呼吸が入りやすい状態をつくりましょう。
🌿 朝と夜におすすめのストレッチ:
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首を左右に倒し、ゆっくり呼吸(左右10秒ずつ)
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両肩をすくめて一気に脱力(3回)
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手を後頭部に添えて、軽く前に引きながら呼吸(10秒)
この3つを1〜2分だけでも続けると、自然と呼吸が深くなり、頭のスッキリ感が戻ってきます。
◆【睡眠】「あご」と「首」をゆるめると眠りが深くなる
頭が重い状態が続くと、夜の睡眠の質も悪くなります。
特に、日中の緊張が続いたままだと、首やあごの筋肉がこわばり、脳が休まらないまま朝を迎えてしまうのです。
🌙 寝る前のケア:
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蒸しタオルで首の後ろを温める(5分)
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あごの筋肉(耳の下あたり)をゆっくりマッサージ
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仰向けで深呼吸を5回、吐く時間を長く意識
このように、寝る前に首とあごの緊張を解いてあげると、副交感神経が優位になり、睡眠の質が高まります。
◆まとめ:「頭が重い」は、体が出しているSOS
頭が重い、スッキリしないという不調は、脳や精神の問題というよりも、首と呼吸を含む“体全体の巡り”の問題であることが多いです。
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食事で血を補い、酸素と栄養が届く体に
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首と肩をゆるめて、深い呼吸を取り戻す
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寝る前のケアで、脳がしっかり休める環境づくり
これらを意識するだけで、「モヤモヤ」が少しずつ晴れていきます。
整体や鍼灸では、首の緊張をやさしくゆるめ、自律神経を整える施術を行っています。
頭が重い日が続く方は、一度ご相談くださいね。
お電話ありがとうございます、
こもれび治療院でございます。