6月に多い「朝のだるさ」、放っておくと悪循環に
「朝起きた時から体が重だるい」
「寝たはずなのにスッキリしない」
そんなお悩みが、6月に入ってから急増しています。
この時期は、気温や湿度の変化が激しく、自律神経が乱れやすい季節です。
それに加えて、胃腸や肝臓などの内臓の働きが落ちやすくなるため、朝から疲れが抜けにくくなります。
実際に整体院でも、「とくにどこが痛いわけじゃないけど、ずっと疲れている」という方が多く来院されます。
整体・鍼灸師の視点:お腹が硬いと、全身が重くなる
内臓の疲れは、お腹の張りや冷え、硬さとして現れることがあります。
とくに疲れているのが「肝臓」「胃腸」「腎臓」。
これらの内臓のまわりが緊張してくると、以下のような症状が出てきます。
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背中が重だるい
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朝、食欲がわかない
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寝つきや寝起きが悪い
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むくみやすくなる
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なんとなくイライラする
これらは「内臓性の自律神経の乱れ」による影響であることが多く、筋肉だけをほぐしても根本的な改善にはつながりにくいのが現実です。
整体では、腹部の緊張をやさしくゆるめ、背中(肝臓・腎臓の反応点)を整えることで、内臓の働きをサポートしていきます。
【食生活】夜は「消化にやさしい」食事を
内臓の疲労を回復させるには、まず胃腸を休ませることが大切です。
とくに夜は、負担になる脂っこい料理・量の多い食事・遅い時間の食事は控えましょう。
🟢 おすすめは:
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温かい味噌汁
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茹でた野菜や煮物
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炊きたてのごはん
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魚や大豆を使ったやさしい主菜
また、寝る2時間前までには食事を済ませると、消化器官がしっかりと休息でき、翌朝のだるさが軽減されます。
【運動】腹部をゆるめる「ねじりストレッチ」がおすすめ
内臓の働きを活性化するには、激しい運動よりも「内側をほぐすような動き」が効果的です。
簡単なねじりストレッチを取り入れて、腹部・脇腹・背中の血流を促しましょう。
🌿 ねじりストレッチ(座ってできる):
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椅子に座り、両手を胸の前でクロス
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ゆっくりと上体を右にひねる(息を吐きながら)
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戻して左にひねる
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これを左右5回ずつ行う
深い呼吸とともに行うことで、副交感神経が働き、内臓のリラックス効果が高まります。
【睡眠】内臓の回復時間をしっかり確保する
内臓が最も修復されるのは、夜の睡眠中です。
とくに夜10時~2時の間は、肝臓や腎臓の働きが活発になる時間帯。
この時間帯に熟睡しているかどうかが、朝のスッキリ感を左右します。
🌙 睡眠の質を上げるために:
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寝る1時間前はスマホやパソコンをオフ
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照明は間接照明などで落ち着いた光に
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足湯や腹巻きで体を温め、副交感神経を優位にする
また、寝る直前にお腹を軽く手でさすってあげるだけでも、副交感神経が働きやすくなり、内臓がしっかりと休める状態に近づきます。
まとめ:朝のだるさは、内臓からのサイン
体が重い、気分がすっきりしない朝が続いているなら、それは内臓が疲れている合図かもしれません。
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夜は内臓にやさしい食事を心がける
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お腹まわりをストレッチしてめぐりを促す
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しっかり眠って、回復時間を確保する
こうした「食・動・眠」の小さな積み重ねが、明日からの朝の目覚めを変えてくれます。
整体や鍼灸でも、内臓と関係する経絡やツボをやさしく整えることで、深い部分からの回復をサポートできます。
気になる不調が続く場合は、どうぞお気軽にご相談くださいね。
お電話ありがとうございます、
こもれび治療院でございます。