気持ちが沈みやすい6月に ― 自律神経を整える「ゆるケア」3選

 

◆6月に気分が落ち込みやすいのはなぜ?

 

6月は「気象のストレス」が大きくなる時期です。

梅雨の湿気や気圧の変化に体がついていかず、

 

頭がボーっとする

 

イライラしやすい

 

気分が沈みがち

 

朝、起きづらい

 

 

といった「自律神経の乱れ」による不調を訴える方が増えてきます。

 

整体の現場でも「体はどこが悪いわけじゃないけれど、元気が出ない」という方がこの時期多くなります。

 

 

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◆整体・鍼灸師の視点:「背中」と「お腹」で気持ちが変わる

 

自律神経のバランスは、体の“ある部分”と深く関係しています。

それは、**背中(肩甲骨周辺)とお腹(みぞおち周辺)**です。

 

緊張やストレスが溜まるとこの部分が硬くなり、

 

呼吸が浅くなる

 

血流が悪くなる

 

脳に酸素が届きにくくなる

→ 気分が不安定になりやすくなる

 

 

という悪循環が生まれます。

 

整体では、背中を緩めて呼吸を深くし、みぞおちをゆるめることで「副交感神経(リラックスモード)」が働きやすくなります。

 

 

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◆【食生活】朝一杯の白湯が、自律神経を整える第一歩

 

朝から気分がどんよりする人は、「白湯」を取り入れてみてください。

 

白湯は内臓を温めて胃腸の動きを促し、自律神経のスタートを整える助けになります。

 

🌿ポイント:

 

起きてすぐ、白湯をゆっくりすする

 

カップ1杯を3~5分かけて飲む

 

飲んでいる間はスマホを見ず、呼吸に意識を向ける

 

 

この数分間が「脳と体の目覚め」を穏やかにし、1日のリズムを整えるきっかけになります。

 

 

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◆【運動】深呼吸+“腕まわし”で肩と心をゆるめる

 

自律神経が乱れているときは、激しい運動よりも「やさしい動き」が効果的です。

 

おすすめは「深呼吸」と「肩甲骨のゆるめケア」。

 

☑ 朝・夕の簡単ケア:

 

1. 腕を軽く左右に回す(大きく・ゆっくり)

 

 

2. 肩甲骨を寄せる・開く動きを繰り返す

 

 

3. 呼吸にあわせて、腕を上下に動かす

 

 

 

これを3〜5分行うと、呼吸が深まり、肩まわりの重さが軽くなります。

同時に、自律神経もリラックスへと傾いていきます。

 

 

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◆【睡眠】「みぞおち温め習慣」で夜の不安を軽減

 

夜になると気持ちが落ち込んだり、不安が強くなったりする人は、「みぞおち」の緊張が関係していることもあります。

 

実際に、整体の現場では「みぞおちが硬い人ほど、呼吸が浅くなって不安感が強い」というケースが多くあります。

 

🌙 おすすめの夜ケア:

 

使い捨てカイロ or 蒸しタオルをみぞおちに当てる

 

寝る前10分、呼吸を深めながら温める

 

手のひらをあてて“自分で自分を落ち着かせる”ような感覚で

 

 

心がざわつく夜ほど、「お腹をあたためる」だけで心が落ち着くことがあります。

 

 

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◆まとめ:こころの疲れは、体を通して整える

 

気分が沈みがちな6月は、無理に「元気を出す」よりも、

心と体のリズムを整えてあげることが第一です。

 

朝の白湯で、1日のスタートを丁寧に

 

肩と背中の巡りを、やさしい運動でサポート

 

寝る前は、呼吸とお腹の温めで心をリセット

 

 

この3つの「ゆるケア」が、あなたの6月を軽やかにしてくれるかもしれません。

 

無理せず、あなたのペースで。体の声を聞きながら、ゆっくりいきましょう。

こもれび治療院