湿気で体が重い…「梅雨のむくみ」は自律神経から起きている?
6月に入り、「朝から足が重い」「靴がきつく感じる」「夕方には顔も手もパンパン…」という方が増えています。
実は、湿度が高くなるこの季節は、体内の水分代謝が乱れやすく、むくみやすい体質へと傾きがちです。
むくみが続くと、
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疲れがとれにくい
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眠りが浅くなる
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頭がぼーっとする
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肩や腰の張りがひどくなる
など、全身の不調にもつながっていきます。
◆整体・鍼灸師の視点:むくみ体質の人は「足首と首」がかたい
施術を通じて感じるのは、むくみやすい方の特徴として足首・ふくらはぎ・首まわりの緊張が非常に強いこと。
これらの部位は血液とリンパの“戻り道”。
ここが詰まると、体に余分な水分や老廃物が溜まりやすくなるのです。
整体的には、次のような流れで整えていきます:
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足首の動きを良くすることで、ふくらはぎのポンプ機能が復活
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首や肩の緊張を取ることで、自律神経のバランスを整える
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骨盤と背骨をゆるめて、全身のめぐりをスムーズにする
【食生活】水を「抜く」より「めぐらせる」ことが大事
「むくんでいるから水を控えよう」と思う方も多いですが、実は逆。
水分不足は、体の循環を悪くし、さらにむくみやすくなってしまいます。
🌿むくみ体質におすすめの食習慣:
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こまめな水分補給(冷たすぎない常温や白湯がおすすめ)
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カリウムを多く含む食材:きゅうり、ほうれん草、トマトなど
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利尿作用のあるハーブティー(たんぽぽ茶、黒豆茶など)も◎
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塩分は「控えすぎ」よりも「質」に注目(精製塩より自然塩を)
ポイントは、“水分を溜めない食べ方”ではなく、“流す力を高める食べ方”です。
【運動】足首とふくらはぎをゆるめる夜のルーティン
血流とリンパの流れをサポートするには、ふくらはぎのストレッチが効果的。
特に夜寝る前の数分間、下半身をゆるめるだけで翌朝が軽くなります。
🌙おすすめセルフケア(寝ながらできる)
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仰向けに寝て、片脚ずつ足首をグルグル10回まわす
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両足を立てて、かかとをゆっくり上げ下げする(10回)
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脚を伸ばして、つま先を自分の方に引き寄せる(運動)
呼吸を止めず、ゆっくり行うのがポイントです。
【睡眠】むくみやすい夜ほど「横向き寝」がおすすめ
体がむくみやすい夜は、仰向けよりも横向き寝のほうが呼吸が深く、リラックスしやすくなります。
また、抱き枕やクッションを足の間に挟むことで、骨盤や腰への負担も減ります。
🌙むくみにくい睡眠環境
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クーラーは冷やしすぎない(26〜28℃が目安)
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脚元を冷やさないよう、レッグウォーマーや腹巻きも活用
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照明を落として、副交感神経が優位になる環境をつくる
特に女性は、冷えやすくむくみやすいため、「温めて眠る」がキーワードです。
まとめ:梅雨時の「だるさ・重さ」は、循環を助ける暮らし方で
6月は気温も湿度も高まり、体が重く感じやすい季節。
だからこそ、「水分を止める」のではなく、「水分をめぐらせる」工夫が必要です。
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食生活ではカリウムと温かい飲み物を取り入れる
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足首やふくらはぎをゆるめる運動を習慣化する
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寝る姿勢や室温にも気を配って、眠りの質を高める
そして何より、全身のバランスを整える整体や鍼灸は、循環を根本からサポートしてくれます。
「なんとなく重い」「いつもより疲れやすい」そんなときは、体の中の“めぐり”を意識してみてくださいね。
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こもれび治療院でございます。