梅雨前の「むくみ体質」をリセットする3つのセルフケア

6月は「むくみ」が増える季節。その理由とは?

梅雨入りを前に、だるさ・足のむくみ・朝の顔の腫れぼったさなどを感じていませんか?

6月は気温と湿度が上がり始めるため、体内の「水の巡り」が滞りやすくなります。
とくに、もともと冷えやすい体質の方や、座り仕事・立ち仕事が多い方は、余分な水分が体に溜まりやすく、むくみや重だるさが起こりやすくなります。

また、気圧の変化によって自律神経が乱れると、腎臓の働きも落ち、水分代謝がさらに悪くなってしまいます。


整体師・鍼灸師の視点:むくみと「股関節」「ふくらはぎ」はセットで考える

むくみでお悩みの方の多くは、「股関節」や「ふくらはぎ」の筋肉が硬くなり、リンパや血液の流れが滞っています。

整体では、股関節まわりの可動域を広げることで、下半身の巡りがよくなり、むくみが改善しやすくなります。

鍼灸では、東洋医学で「水の流れ」をつかさどる「腎(じん)」「脾(ひ)」の働きを整える経穴(ツボ)にアプローチします。内側から水分バランスを調え、むくみだけでなく、だるさや頭の重さも軽減されていきます。


【食生活】温かい+塩分控えめの食事で水はけをよくする

湿度が高い時期こそ、体の内側からの“排水力”を高める食事が大切です。

おすすめの食生活は以下のとおり:

  • 塩分を控えめにし、味付けを薄くする
     →塩分過多はむくみの元。醤油や味噌も使いすぎないように注意。

  • 利尿作用のある食材を取り入れる(きゅうり・小豆・冬瓜・はと麦など)
     →余分な水分を排出しやすくします。

  • 冷たいものではなく、温かい汁物や蒸し野菜を中心にする
     →内臓が冷えると、水分代謝がさらに落ちてしまいます。

水分を摂ることも必要ですが、がぶ飲みではなく、常温〜温かいお茶やスープでこまめに補給するのがおすすめです。


【運動】1日3分の「股関節ゆるめ」でむくみ予防

デスクワークや立ちっぱなしで股関節まわりが硬くなると、血流・リンパの流れが悪くなり、むくみが慢性化します。

夜や朝に取り入れたい簡単な運動をご紹介します:

  • 「あぐら+前屈」:股関節を開き、上半身を前に倒す

  • 「膝を立てた状態で左右に倒す」:股関節・骨盤をやさしく動かす

  • 「かかとの上下運動」:ふくらはぎをポンプのように使い、下半身の血流を促進

どれも呼吸を止めず、ゆっくりと行うのがポイントです。整体で整えた後に取り入れると、効果も長持ちしやすくなります。


【睡眠】“水はけのいい体”は、深い睡眠から

睡眠中は、体の回復だけでなく、水分の再吸収と排出がスムーズに行われる大切な時間です。

以下の工夫で、睡眠の質を高めて「水分代謝のリズム」を整えましょう:

  • 寝る直前のスマホ使用は控える

  • お風呂で下半身をよく温める(シャワーだけで済ませない)

  • 寝具を快適に保つ。蒸れすぎると寝苦しさで睡眠が浅くなりやすい

夜にしっかり休むことで、ホルモンバランスや自律神経も整い、水分バランスも自然と改善されていきます。


まとめ:むくみ体質は、整体+セルフケアでリセットできる

この時期のむくみは、放っておくと慢性化し、疲れやすさや倦怠感、集中力の低下にもつながります。

整体や鍼灸のケアで巡りを整え、同時に食事・運動・睡眠を見直すことで、「朝すっきり起きられる体」「むくみがたまらない体」をつくることが可能です。

「最近、足が重い」「体がむくんでパンパン」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。体の内外から整えて、軽やかに梅雨を乗り越えていきましょう。

こもれび治療院