起きても疲れが抜けない…春から続く「朝だる」の正体とは?
5月の終わりから6月にかけて、「朝起きるのがしんどい」「目が覚めても疲れが残っている」「やる気が出ない」といった悩みが増えてきます。
これは、春の気温差と生活の変化で乱れた自律神経の影響が、5月の後半〜6月にかけて表面化してくるためです。とくに、梅雨前のこの時期は湿度も加わり、体は無意識のうちに緊張しやすくなります。
寝ているはずなのに熟睡できていない、という方が多く、身体の回復力が低下して朝の目覚めがつらくなるのです。
整体・鍼灸師の視点:朝がつらい人に共通する「背中の緊張」
整体の視点から見ると、「朝が起きられない」「だるさが抜けない」と感じている方の多くに共通するのが、背中〜肩甲骨周りの強い緊張です。
特に副交感神経が優位になるべき夜の時間帯に、首・肩・背中がこわばっていると、リラックスモードに入りづらくなります。
その結果、浅い眠りが続き、朝の疲労感が残る原因になります。
鍼灸では、「肝(かん)」「腎(じん)」の働きや気血の巡りを整える施術を行うことで、自律神経が整いやすくなり、スッキリとした目覚めにつながります。
【食生活】夜の食事がカギ。軽め+温かめを心がけて
寝る前の胃腸の状態は、睡眠の質に直結します。
以下を意識すると、ぐっすり眠れて朝のだるさも改善しやすくなります。
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夕食は就寝の3時間前までに済ませる
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消化に良い、温かい食事を選ぶ(具だくさんの味噌汁・雑炊・炒め野菜など)
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甘いお菓子や揚げ物は控えめに
特に冷たい飲み物や夜食が習慣になっている方は、胃腸が疲れて交感神経が過敏になりがち。温かく、消化の良い食事が“眠れる体”をつくります。
【運動】夜のストレッチと深い呼吸で自律神経を調整
だるさが残る朝を変えるには、前夜の過ごし方がとても大切です。
おすすめの夜の運動は以下の通り:
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ベッドの上でできる「ひざ抱えストレッチ」
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ゆっくり深呼吸をしながらの「肩甲骨回し」
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足首をぐるぐる回す簡単体操
これらはすべて、筋肉の緊張をゆるめて、副交感神経(リラックス神経)を優位にする働きがあります。布団に入る前に3〜5分でOK。習慣化すると、入眠しやすくなり、翌朝のスッキリ感も変わってきます。
【睡眠】スマホと照明を変えるだけで眠りが深まる
睡眠環境を整えることも、朝のだるさ解消に欠かせません。
以下のような簡単な工夫を取り入れてみてください:
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寝る1時間前からスマホは見ない
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照明を“暖色系”にすることで眠りのスイッチが入りやすくなる
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首元を温めるホットタオルを活用(首の筋肉がゆるむと副交感神経が働きやすくなります)
また、冷房が必要な季節でも、足首やお腹を冷やさない工夫が大切です。身体が冷えると、無意識に力が入り、眠りが浅くなるからです。
まとめ:「だるさを甘く見ない」で、朝の質を上げよう
春から続く疲労が溜まりやすいこの時期、朝のだるさは単なる気のせいではなく、「体の巡り」や「神経のバランスの乱れ」が関係しています。
整体や鍼灸の力を借りて、背中のこわばりや内臓の緊張をゆるめ、自律神経のリズムを整えることで、ぐっすり眠れて、朝の目覚めもラクになります。
「眠ったのに疲れが取れない」「なんとなく重い…」そんなお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。
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こもれび治療院でございます。