湿気が多い日は「体も心も重だるい」？〜5月末の不調を整える3つのセルフケア〜

■梅雨入り前の“湿気だるさ”に要注意！
「最近、朝から体が重い」
「やる気が出ない、頭もボーッとする」
「浮腫みやすくなった」

そんな体の不調を感じていませんか？
5月下旬は湿気が高まり始めるタイミング。この時期、「湿邪（しつじゃ）」と呼ばれる中医学の考え方では、体内に“余分な水分”が溜まりやすくなるとされます。

湿気が多いと、汗や尿での水分排出がうまくいかず、体内に滞りが起きやすくなります。すると、

■整体・鍼灸からの視点：「湿邪」は“巡り”を整えて改善
湿気による不調は、単なる気象のせいではなく、自律神経や内臓機能の低下も関わっています。
整体では、特に下半身や腰回りに滞りが出やすく、筋肉のこわばり・血流の低下が影響します。

鍼灸では、「脾（ひ）」「腎（じん）」といった水分代謝に関わる経絡を調整し、体の巡りを整えることで、重だるさを和らげていきます。

■今日からできる！“湿気だるさ”を乗り越える3つのセルフケア
① 食生活：水分“出しやすく”する食材選び
この時期は、体内の湿を排出する食材を意識して取り入れるのがポイントです。

・小豆（あずき）

・とうもろこし（髭にも利尿作用）

・きゅうり・冬瓜（※冷えやすい方は加熱して）

・大葉やしょうがなどの香味野菜

・お茶なら、はと麦茶や黒豆茶が◎

逆に、冷たい飲み物・甘いお菓子・アルコールの摂りすぎは体内に湿をためやすくするため注意が必要です。

② 運動：下半身の「めぐり」を良くする
湿気によるだるさは、下半身の滞りから起きることも多くあります。デスクワークや座りっぱなしの時間が長い方は、特に注意です。

・足首を回す、ふくらはぎをもむ

・太もも・骨盤まわりの運動

・階段の上り下りや軽めの散歩

湿気の影響を感じやすい方は、朝晩5分の「脚のケア」が巡りの大きな助けになります。

③ 睡眠：湿気疲れを回復する“眠りの質”を高める
湿気による疲労は、自律神経を乱し、眠りの質も下げてしまいます。
「寝ても疲れが取れない…」そんな方は、以下を意識してみてください。

・寝具を除湿し、さらっとした肌触りをキープ

・就寝前、背中に湯たんぽや温タオルを当てて副交感神経を活性化

・夜はテレビ・スマホを減らし、静かに体を緩める

“眠りの質”が上がることで、体のだるさは翌朝には軽くなっているはずです。

■整体・鍼灸のサポートで、だるさを根本からリセット
だるさは単なる「気のせい」ではなく、体がバランスを崩しているサイン。
整体では神経の流れを整え、筋肉の緊張を緩め、姿勢の歪みを整えることで、血流やリンパの流れを改善。特に下半身の滞りがある方は、足元からケアすることが大切です。

鍼灸では、「陰陵泉（いんりょうせん）」「三陰交（さんいんこう）」「水分（すいぶん）」など、体の水分代謝に関わるツボを刺激し、内側からスッキリを目指します。

■まとめ：5月末の湿気対策は“今”がタイミング！
本格的な梅雨に入る前に、体の中の「水の流れ」を整えておくことは、6月以降を快適に過ごすための大切な準備です。

「最近だるくて何もしたくない…」という状態は、実は身体が助けを求めている証拠。
小さな工夫の積み重ねと、整体や鍼灸の力を借りて、この季節の不調を乗り越えていきましょう。

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