■悩みの解説:5月後半に増える「気圧不調」ってどんなもの?
5月も後半に入ると、晴れたり曇ったり、雨が降ったり…気圧の変化が激しくなってきます。
この時期、「なんとなく頭が重い」「朝からスッキリしない」「肩や首がつまっている感じがする」「目の奥が痛い」「めまいがする」といった症状でお悩みの方が増えてきます。
これは、「気象病」や「天気痛」とも呼ばれ、気圧の変化によって自律神経が乱れることで起こると考えられています。
自律神経は、体のオン/オフをコントロールするスイッチのような役割がありますが、外の環境が大きく変化するとそのスイッチの切り替えがうまくいかなくなります。
■解決策:「気圧に負けない身体」を作る!セルフケア3つの柱
●1. 食生活:刺激を抑えて、脳と神経を鎮める食事をこころがける
気圧変化による不調は、脳と神経が興奮しやすい状態にあります。
こんな時は、チョコレート・カフェイン・アルコール・などの神経刺激物を控えることが大切。
おすすめの食材:
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GABA(ギャバ)を多く含む:味噌・納豆・玄米・発芽玄米・トマト、など
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マグネシウムを含む:海藻類・豆類・アーモンド・バナナなど
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温かくて消化が良い:温豆腐・おかゆ・野菜スープなど
また、水分不足も頭痛の原因になるので、こまめな水分補給(常温の水や白湯)も忘れずに飲んでください。
●2. 運動:首・肩まわりの巡りを良くしてリラックス
気圧による頭痛や頭重は、首・肩の筋肉の緊張と関係があります。
軽い運動やウォーキングで、骨盤を安定させ血行を促進することが大切です。
おすすめの簡単体操:
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首を左右にゆっくり倒す運動(呼吸と一緒に)
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肩甲骨を意識した肩回し運動
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深呼吸を取り入れたラジオ体操やヨガ
呼吸が浅くなると交感神経(緊張モード)に偏るので、「吐く息を長く」意識してゆっくり行うのがポイントです。
●3. 睡眠:体内時計を整える「光」と「リズム」
自律神経を整えるには、睡眠の質とリズムが何より大切です。
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朝起きたらカーテンを開けて、太陽の光を浴びる(体内時計リセット)
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夜はスマホ・パソコンのブルーライトを避ける(22時以降は画面オフが理想的)
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ぬるめのお風呂で副交感神経優位にする(39〜40度で15分)
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寝る1時間前は静かに過ごし、交感神経を鎮める
特に、毎日同じ時間に寝て・同じ時間に起きることが、自律神経の安定につながります。
■整体師・鍼灸師の視点:「気圧に弱い体」へのアプローチ
気圧による不調は、首や肩、頭部まわりの緊張に加え、内臓(とくに肝・脾・腎)の疲れも背景にあります。
当院の整体では、神経にアクセスし、背骨のしなりを出すことで肩や首の筋肉をゆるめ、脳への血流を促すアプローチを行います。
また、鍼灸では「百会(ひゃくえ)」「風池(ふうち)」「天柱(てんちゅう)」などのツボで頭部の巡りを促し、「内関(ないかん)」「肝兪(かんゆ)」で自律神経を調整できるように促します。
一時的な対症療法ではなく、根本的な体質改善を目指すのが当院の特長です。
■まとめ:気圧に振り回されない「安定した自分」を育てよう
5月下旬の気圧変化は、実は体にとってかなりのストレスです。
だからこそ「なんだか不調…」と感じた時は、体からのサインに耳を傾けることが大切です。
「食生活・運動・睡眠」+「整体・鍼灸」で、“安定した自律神経”を育てて、気圧の波に左右されない自分を取り戻しましょう。
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