冷えが始まる季節に―「温めすぎず、冷やさない体づくり」を―

秋の冷えは「腰」や「足」から忍び寄る

10月後半になると、「朝起きたときに腰が重い」「足先が冷える」といった声を多く聞きます。
京都市北区・北大路も、朝晩の気温差が大きくなり、体が冷えやすい季節です。

冷えは単なる寒さではなく、血流の滞り自律神経の乱れが関係しています。
体が冷えると、筋肉が縮み、血液やリンパの流れが悪くなります。
特に腰や下半身の冷えは、だるさやむくみ、睡眠の質の低下を引き起こします。


冷えの原因は「気温」だけではない

「まだそんなに寒くないのに冷える」という方は、
体の内側(自律神経やホルモンバランス)の乱れが関係しているかもしれません。

・ストレスで交感神経が優位になり、血管が収縮する
・栄養の偏りで代謝が落ちる
・運動不足で筋肉が硬くなる
こうした日常の積み重ねが、“冷え体質”をつくります。

整体や鍼灸の視点から見ると、仙骨や骨盤のゆがみ
ふくらはぎの筋緊張が血流を妨げているケースも多いです。


整体と鍼灸で「温める力」を引き出す

こもれび治療院では、体を“外から温める”のではなく、
自分の体が自ら温まるように整えることを重視しています。

整体では、骨盤や背骨の歪みを整え、血流をスムーズに。
鍼灸では、「腎兪(じんゆ)」「三陰交(さんいんこう)」といった
冷えや疲れに深く関わるツボを刺激し、体の内側からエネルギーを巡らせます。

施術後は「体の芯がじんわり温かい」「夜ぐっすり眠れた」と感じる方が多く、
自然治癒力が働きやすい体に変わっていきます。


食生活で“温もり体質”をサポート

冷え対策には、毎日の食事も大切です。
ただ「温かいものを食べる」だけでなく、血を巡らせる栄養素を意識しましょう。

  • 根菜(にんじん・ごぼう・れんこん)で体の中から温める

  • 発酵食品(味噌・納豆・ぬか漬け)で腸を整え、代謝をサポート

  • 鉄分・たんぱく質をしっかり摂り、血の巡りを良くする

「甘いもので気分転換」が増える季節でもありますが、
血糖値の急上昇は自律神経を乱す原因になります。
おやつには、温かいお茶やゆで小豆などを選ぶと安心です。


睡眠と運動で巡りを維持

体を整えるには、睡眠と軽い運動も欠かせません。

就寝前のストレッチや深呼吸は、副交感神経を整え、血流を促します。
また、ウォーキングや軽いピラティスのような運動は、
筋肉のポンプ作用を高め、冷えにくい体をつくります。

寝る前に湯船で温まるのもおすすめですが、
熱すぎるお湯はかえって交感神経を刺激してしまいます。
38〜40℃のぬるめのお湯で、10〜15分を目安に入りましょう。


まとめ―「冷えにくい体」は日々の積み重ねから

冷えを根本から改善するには、
「温める」より「巡らせる」ことが大切です。

整体と鍼灸で体の土台を整え、
食生活・運動・睡眠でそのバランスを保つ。
このサイクルが整うことで、冬を迎えても疲れにくい体へと変わっていきます。

京都市北区・北大路のこもれび治療院では、
体質や生活習慣に合わせた温めケアを提案しています。
早めのケアで、冷えに負けない秋冬を過ごしましょう。

こもれび治療院