その脚のむくみ、ただの水分じゃない?「冷え」と「内臓疲れ」が関係しています

◆夕方になると足が重だるい…むくみがつらい季節

6月は、湿度と気温の影響で「脚のむくみ」が強くなりやすい時期です。

  • 靴下の跡がくっきり残る

  • 足が重くて、階段がつらい

  • むくんでだるく、夜になるとだるさ倍増

むくみは一見、ただの水分の停滞と思われがちですが、実はその背景には冷え・血流の悪さ・内臓の働きの低下が隠れている場合があります。


◆整体・鍼灸師の視点:脚のむくみ=腎臓と骨盤のサイン

東洋医学では、「水分の代謝」は腎臓と膀胱の働きと密接に関係しています。

腎臓の機能が低下すると、身体の余分な水分をうまく排出できず、脚や顔にむくみとして現れます。

また、骨盤のゆがみがあると、鼠径部(脚の付け根)のリンパの流れが滞り、脚に水分や老廃物が溜まりやすくなります。

整体では、腎臓の裏側である背中の筋肉をゆるめ、骨盤を整えることで「巡り」の土台をリセット。むくみやだるさの軽減につながります。


◆【食生活】水をため込まない食事を意識する

むくみやすい人は、冷たい飲み物や甘いもの、塩分の多い食事が重なっていることがよくあります。

そこで大切なのが、温め・利尿・巡らせるの3点です。

🍽おすすめの食材:

  • 利尿作用:きゅうり、冬瓜、とうもろこし、はとむぎ、枝豆

  • 温め食材:生姜、にんにく、ねぎ、玉ねぎ

  • 巡りを助ける:しそ、セロリ、みょうが、大葉

🌿ワンポイント:
夜は温かいスープや具沢山味噌汁を。冷たいサラダは控えめにし、体を内側から温めることを意識しましょう。


◆【運動】ふくらはぎは「第二の心臓」

脚のむくみを放っておくと、血液やリンパの流れがますます滞り、筋肉も硬くなってしまいます。

改善のカギは、「ふくらはぎ」を動かすこと。

🌿おすすめの簡単ケア:

  1. 足首まわし:椅子に座って、片足ずつ足首を10回ゆっくり回す

  2. かかと上げ下げ:立った状態で10〜20回、かかとを持ち上げて下ろす

  3. 足首ポンプ運動:仰向けに寝て、つま先を自分の方へ反らし、戻す動きを10回

これらの動きを1日2〜3セット行うことで、下半身の循環が促され、むくみがやわらいでいきます。


◆【睡眠】「脚の高さ」と「体の冷え」に注目

脚のむくみがつらい方は、寝ている間の姿勢や冷えも要チェック。

🌙快眠サポートの工夫:

  • 脚の下にクッションを入れて、心臓より少し高く保つ

  • お腹・足首を冷やさないようにする(腹巻き・レッグウォーマーも効果的)

  • 寝る前に足湯や、温かいハーブティーで体を内側からリラックス

ふくらはぎをやさしくマッサージしたり、手のひらでなでるだけでも副交感神経が働き、深い眠りにつながります。


◆まとめ:むくみは体の「巡りの低下」のサイン

むくみは美容面の問題だけでなく、体の内側の巡りやバランスが崩れているサインでもあります。

  • 食事で利尿と温めを意識

  • ふくらはぎを動かしてポンプ機能を高める

  • 睡眠時の脚の高さと冷え対策を徹底する

これらのケアで、6月のむくみやすい季節もスッキリ過ごせる体づくりができます。

整体や鍼灸では、骨盤と内臓の巡りを整える施術を行っております。
慢性的なむくみでお困りの方は、ぜひ一度ご相談くださいね。

こもれび治療院