朝の「だるさ・起きづらさ」には、みぞおちと背中のセルフケア

朝からだるい・眠い…「睡眠時間は足りてるのに」起きられない

最近、「ちゃんと寝てるはずなのに朝がつらい」「午前中ずっとぼーっとする」という声が増えています。特に梅雨前後の季節は、低気圧や湿度の影響で自律神経が乱れやすく、睡眠の“質”が落ちやすい時期。

以下のような状態に心当たりはありませんか?

  • 目覚ましを止めたあと、布団から出られない

  • 朝から肩や首が重い

  • 体がだるく、思考が鈍い

  • 昼間も眠く、集中力が続かない

これらは“夜の緊張が抜けていない”ことが原因かもしれません。


整体・鍼灸師の視点:朝がつらい人は「みぞおちと首」がカチカチ

施術で朝の不調を訴える方を見ると、多くの場合、「みぞおちの硬さ」と「首〜背中の緊張」が共通しています。

  • 呼吸が浅く、息を吸いづらい

  • 猫背気味で胸が開いていない

  • 寝ている間も筋肉が緩まっていない

こうした状態では、深い眠りに入りにくく、朝になっても回復しきれていないのです。
鍼灸では「膻中(だんちゅう)」「巨闕(こけつ)」「肩井(けんせい)」などを使い、呼吸と自律神経を整えることで、深い眠りに導きます。


【食生活】「夜食を軽め」にすると翌朝が楽になる

睡眠の質を左右するのが、実は夕食の内容と時間
夜遅くにこってりした食事をすると、内臓が休めず、体の回復も遅れてしまいます。

🌿おすすめ習慣

  • 夕食は就寝の2〜3時間前に済ませる

  • 温かくて消化にやさしいものを選ぶ

  • 例:具だくさんの味噌汁、煮野菜、雑穀ごはんなど

  • 寝る前に温かいお茶やお白湯を少し飲んで、胃腸を落ち着ける

「軽め・温かめ・消化しやすい」を意識すると、眠りの質がグッと上がります。


【運動】寝る前の「呼吸ストレッチ」で副交感神経をオンに

朝がつらい人ほど、夜の緊張が抜けていないケースが多いです。
就寝前に数分でも、ゆったりした呼吸と運動を行うだけで、ぐっすり眠れる土台が整います。

🌙簡単セルフケア

  1. みぞおちのあたりに手を当てて、深く鼻から吸い、口からゆっくり吐く(3回)

  2. 両手を頭の後ろに回し、軽く背中を反らせて呼吸(背骨を伸ばすイメージ)

  3. 肩をすくめて5秒キープ→ストンと下ろす(3セット)

これだけでも副交感神経が優位になり、眠りに入りやすくなります。


【睡眠】「スマホとの付き合い方」が眠りの質を左右する

寝る直前までスマホやテレビを見ると、脳が興奮状態のままになってしまいます。
ブルーライトや刺激的な情報は、脳の“休むスイッチ”をオフにしづらくするからです。

🌙おすすめ習慣

  • 就寝30分前からはスマホを見ない

  • スクリーンの代わりに読書やストレッチを

  • 照明はオレンジ系の間接照明で、徐々に暗くする

  • 香り(アロマ)や音楽(ヒーリング系)で心を落ち着けるのも◎

「眠れないからスマホを見てしまう」のは悪循環。
スマホの代わりに、自分の呼吸や体の感覚に意識を向ける時間を持ってみましょう。


まとめ:朝がつらい日は「前の夜」を見直してみよう

「ちゃんと寝てるのに朝がしんどい」
そんなときは、体がきちんと“オフモード”になっていないサインです。

整体や鍼灸で、みぞおち・背中・首周りをゆるめることで、睡眠の質はぐんと上がります。
さらに、食事・運動・眠りの“夜習慣”を整えることで、朝の目覚めがラクに。

今日の夜から、少しだけ身体の声を聴いてあげてくださいね。

こもれび治療院