最近、背中が重い・目が疲れる・気が短くなる…それ“肝の疲れ”かもしれません
6月に入って、身体だけでなく気分までなんとなく重く感じていませんか?
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背中がバキバキにこる
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目がショボショボして集中力が続かない
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いつもよりイライラしやすい
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寝ても疲れが取れない
これらの症状、東洋医学では「肝(かん)」の疲れと関係していると考えます。
「肝」はデトックスと気の巡りを司る臓器
西洋医学での“肝臓”のイメージよりも広く、東洋医学での「肝」は、自律神経やホルモンバランス、目・筋肉・感情のコントロールにも関わる大切な存在。
春から初夏にかけて「肝」の働きが過剰になったり疲れたりすると、巡りが滞って、
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背中や脇のこわばり
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目の不快感
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情緒不安定
といった形で現れるのです。
整体・鍼灸師の視点:「背中」と「目の疲れ」はつながっている
整体の施術では、背中(特に肩甲骨の内側)や首の緊張が強い方に、「目の疲れ」「寝てもスッキリしない」「怒りっぽい」といった共通の訴えがあります。
この時期は特に、
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スマホやパソコン時間が増えている
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外に出る機会が減っている
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湿気と暑さで水分代謝が落ちている
といった要素が重なり、“内にこもったストレス”が背中に現れやすいのです。
鍼灸では、「肝」に関係するツボ(太衝、行間、肝兪など)や、自律神経を整えるツボを使い、巡りを促して心身をリセットします。
【食生活】「緑の力」で“肝”をいたわる
「肝」に元気を与える食材のキーワードは“緑”と“酸味”。
☘おすすめの食材
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小松菜、ニラ、セロリ、しそ、大葉など香りのある緑の野菜
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梅干し、レモン、酢の物などの軽い酸味
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雑穀(もち麦、玄米)で胃腸をいたわる
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汁物やスープを温かくして“巡り”を後押し
この時期は冷たい飲み物や甘いものを取りすぎると、ますます「肝」が疲れやすくなるので、控えめにしましょう。
【運動】背中の張りは“ねじる・伸ばす”でリセット
座りっぱなしで背中が固まると、肝経(肝の気が流れる経絡)も滞りがち。ゆったりとした動きで、体を大きく使うことが「肝」のリフレッシュに効果的です。
🌿おすすめの運動
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立って上半身を左右にねじる運動(深呼吸と一緒に)
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背伸びをゆっくり5回(朝・夜)
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軽いウォーキングで全身の血行をアップ
整体で背中や腰のこわばりを取っておくと、動きもスムーズになり、疲れにくい体づくりができます。
【睡眠】「怒りっぽい・目が疲れる」人こそ、睡眠を大切に
「肝」は夜間に回復するため、睡眠不足が続くと余計にストレスや目の疲れがたまりやすくなります。
🌙ぐっすり眠るコツ
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寝る1〜2時間前にぬるめの入浴(38~40℃)
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スマホ・TVの光を早めにオフ
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呼吸を深くする“4秒吸って8秒吐く”リラックス呼吸
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肩甲骨まわしで、ゆるめてから寝る
睡眠の質が上がると、翌朝の背中の軽さや気分の安定を実感しやすくなります。
まとめ:「肝」のケアは、心の余裕と体の軽さをつくる
6月は湿度や気温の変化に加えて、気圧の影響、自律神経の不安定さなどが重なるタイミング。
「最近、背中が重い」「ついカリカリしてしまう」そんな方は、“肝”の疲れが出ているサインかもしれません。
食・運動・睡眠のちょっとした見直しと、整体や鍼灸の力を借りて巡りを整えておくと、心と身体がスーッと軽くなりますよ。
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